第72回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!

<共感される人になれ>

言い訳しない人①

人は言い訳をする名人です。

「ああいう状況だったので仕方ない・・・・・」

「それは上司が悪いから・・・・・」

「会社からこう言われたから・・・・・」

「自分には向いていないから・・・・・」

私も言い訳をしたことがあります。

「私は言い訳をしたことがない!」と言うと嘘になります。

この言い訳というものは、実は自分を守ってくれるボディーガードでもあるのです。

自分を責めると胸が締め付けられて苦しくて・・・・・

自分の力のなさを認めると壊れてしまいそうで・・・・・

そんな時にどこからともなく現れるのが、自分を守ってくれる言い訳なのです。

人間の自己防衛本能です。

「それは仕方がなかったんだよ!」

「お前には責任はないから!」

「悪いのは上司なんだから!」

「会社が悪いんだよ!」

そう語り掛けてくれるのです。

そして、自分も同じ発言をする。

自分の正当性を認めてもらおうと、言葉にして発してみる。

これで、精神的には守られるのですが、対外的にはより悪い方向に向かってしまいます。

自分の正当性を主張して、自分は間違っていないと思っているのは自分だけで、周りのすべての人は言い訳をしていることに気づいているからです。

「また、言い訳してるよこいつは!」

そう思われ、共感どころか人としての信用もしてもらえなくなる可能性もあります。

いつも誰かの責任にしている人を、信用するわけはないのです。

自分を守るためにボディーガードの言い訳を多用していると、とても大きな副作用として返ってくるのです。

人からの信用も得ず、共感されることもなく・・・・・よって協力者や同志が現れることもなく、成功というものはどんどん遠く離れた存在になっていくのです。

言い訳はせず、すべてを受け止めること。

しかし、これもまた難しいものです。

自分を守るために出てくる言い訳ですから。

では、そんな言い訳とどう対峙すればいいのでしょうか?

(つづく)

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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