元々モチベーションの低い人はいない②
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
前回からの続きです。
「何が間違ってたのでしょうか?」
店長が部長に尋ねました。
「原因は色々とあると思うけど、お互いの思い込みというか、決め付けが原因やな。
人間てな、本来はモチベーションは高い生き物なんやで!
モチベーションが低くなっているというのは、何か原因があるもんなんや!」
「そうなんですか・・・・・?」
「店長が部下の話をしてきた時にな、部下の話を聞いてるか?って、何回も言うたやろ!
でも、店長は大丈夫です!教育します!って言うてたけど、俺が教育したかったんは、社員やなくて店長自身やったんや・・・・・
お互いがお互いを誤解しあって、悪い方向にいってると気づいて欲しかったんや!」
「部長は全部分かってたんですか?」
「当たり前や!俺はお前の上司やど!
でもな、店長が赤やと思い込んでるもんに、俺が青やと言い切っても、素直に受け取られへんやろ?
だからな、全員の気持ちを言い合える様にしたんや。
それで認識が違えば、課題として挙げることができるやろ!」
「はい・・・・・」
「これでお前が店長としてすべきことは分かったやろ?
お前は頭もええから、もう分かってるはずや!」
「はい!分かりましたけど、部長はこんな状況になっているのを、なんで分かったんですか?」
「そんなもん簡単や! さっきも言うたやろ! モチベーションの低い人間はおらんねや!
低いのには理由があるはずで、その理由のほとんどは上司や会社そのものにあるんやて!」
「そうですか・・・・・」
「だから、これで店長のモチベーションが下がったら、俺の責任やな!」
「いや!全然下がってないです!
むしろ、課題が明確になって、闘志が湧いてきてるくらいですよ!」
「そうか!! 俺は優秀な上司みたいやな! ガハハハハ!
まあ、中には会社内に問題があるんじゃなくて、もっと根深い原因の人間もおるけどな!
人間の本質は、モチベーションは高いもんやて!
そう思って人を見る方が、その人を少し深く見れたりするもんや!」
「はい。
何となく分かった様な気がします。
明日すぐに社員ミーティングをします!」
店長は、前向きに考え出したのでした。
その店長は今回の件で、
○元々モチベーションの低い人はいない
ということを前提に、部下やその他の人を見る様、心掛ける様になったのです。
そうすることで、今までとは異なった世界が見えるのだと思います。
あなたは、どんな目で部下やその他の人を見ていますか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)