失敗から学ぶ

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

どんな店舗も同じかと思いますが、店長が変わると店の雰囲気ややり方など大きく変わりますね。

大手チェーン店などの画一的な店作りをしているところは、そんなに感じないかもしれませんが・・・・・

そうでないところは、「あら?店長代わったのかな?」なんて思うことがあります。

それぞれの価値観が異なりますからね。

何を大切にしていくのか?など変わってくるので、やり方も変わってくるのでしょう。

しかし、急激に自分の色を出そうとすると、店が上手く回らなくなることもあります。

社員やアルバイトスタッフとの信頼関係が築けていないまま、駆け足で自分だけが“正しいと思うこと”を推進して、総スカンをくらい店にいれなくなった店長もいました。

まあ、私も若い頃は似た様な失敗をしてきたのですが・・・・・

前任の店長は密着軸で、お客さんとの関わりを密にした営業スタイルだったのですが、その新しい店長は商品軸で、接客はマニュアル通りで必要以上の関りは不要、それよりも商品の充実が第一だったのです。

どちらが良いという話ではありませんよ。

その施策を有無も言わせず断行した結果・・・・・

社員やアルバイトスタッフたちは、自分たちを否定させている様な感覚になってしまったのです。

店長の説明も不十分でした。

やることを文章に書いて、「書いてある通りにやって!」という指示の出し方だったのです。

言葉やビジュアルで伝えても、すべてを伝えるのは難しいものです。

それを「読めば分かるから!」という指示だけだったのです。

そのため、詳細な部分で各々の解釈が異なり、様々な問題が出てきました。

その店長は商品やデータ分析が得意なタイプで、自分自身は文章で理解するのが得意だった様です。

そのため、自分を基準とした指示の出し方に終始してしまったのです。

自分の“あり方”がないまま、“やり方”だけの指示を出していたんですね。

言葉足らずのため、「店長の方針が分からない!」「店は何を大切にすればいいのか分からない!」「店長のやりたいことが分からない!」という声が増大し、店の営業そのものに軸が無く、ただシャッターを開けて営業をして、時間が来ればシャッターを下ろして閉店・・・・・するだけの日常になってしまったのです。

残念ながら、その店長は店長職を外されてしまいました・・・・・

そういう失敗をする店長もいれば、短期間で社員やアルバイトスタッフたちをまとめ上げ、全員で力を合わせて活気ある店作りをする店長もいます。

そんな店長に共通するところがある様に感じます。

それは、

「いくら頑張っても、自分一人では何もできないから! みんなの力が必要なんだ!」

という意識があることの様に感じます。

そんな店長も過去には失敗したこともあるでしょう。

そんな失敗をして、自分と向き合うことによって成長してきたのだと思います。

自分と向き合わず、会社や上司、部下の責任にして自己正当化してしまうことが、成長を止めてしまうことになりますからね。

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野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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