自己変容の軌跡Vol.12
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
前回の「自己変容の軌跡vol.11」はこちら!
高校生になり中学校の親友たちとは別々の高校になりました。
けれど、お互いの高校の友達も一緒になって遊んだりする様にもなっていました。
高校生になった私は、体力的にも自信がつき、少しは強くなれたという感覚を抱いていました。
今思えば恥ずかしい限りですが、歩く時も肩を怒らせて、「俺様のお通りだ~!」みたいな感じで歩いていました。
一つ下の弟と梅田の繁華街を歩いていると、
「晋兄ちゃん(私のこと)はいいな~!こんな人混みの中を歩いても、みんなよけてくれるから真っすぐ歩けるやん!」などと言われたことがあります。
今は人混みの中では前から来る人をよけながら、右に左にフラフラしながら歩いていますが・・・・・(笑)
毎日をそれなりに楽しく過ごしてはいたのですが・・・・・
私の心の中に芽生えた思いは・・・・・
強くなってどうするの?
強いからって何になるの?
今は若いけれど年老いていけば力も衰え、若い者にはかなわなくなっていくのに・・・・・
強いということに価値があるの?
強くなっても心が満たされない・・・・・
強くなっても幸せを感じることができない・・・・・
そんな想いでした。
殴り合いをして相手を負かしたり、人に「強いね!」と言われると、その時は自己効力感が満たされ満足感に包まれるのですが・・・・・
少し時間が経つと・・・・・自分よりも強いヤツはいっぱいおるし、格闘技のプロになれる程強いわけじゃないし・・・・・という空しさに包まれるのです。
自己肯定感がなかったんですね。
顔も体も性格も、コンプレックスの塊でしたから・・・・・
何かに秀でていない自分には価値がない!と感じていたのです。
人に負けない何かがないと、人からは認めてもらえないと感じていたのです。
人に認めさせようとして「強さ」を追求していたのです。
しかし、いくら追及しても自分よりも強い人間がいる。
その人が目の前にいると、たちまち自分は価値のない人間になってしまう。
結局は自分が自分を認めていないのに、人から認められるわけはないのですが・・・・・
自分は一生この空しい感覚を持って生きていくのかな?
心から幸せだと実感することは不可能なのかな?
そんな気持ちが常にありました。
それを忘れるためかの様に遊び回っていたと思います。
そして、楽しい時間を過ごし友達と別れて一人になると、またまた空しい気持ちが襲ってくるのです。
楽しい時間が過ぎ去ってしまった、祭りの後の様な淋しい気持ちです。
“孤独感”
この感覚が24時間ずっと私の心の中に潜んでいたのでした。
(つづく)
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)