自分で作り出している現象

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

トントン拍子に出世をして、天狗になっていた頃の私の話です。

周りにいる同僚や部下に対して、

「あいつが駄目だ!」

「こいつのレベルが低いから上手くいかないんだ!」

「どうしてこれくらいのことができないんだ!」

なんて、自分のことを棚に上げて思っていました。

その頃の私は、自分で言うのも何ですが・・・・・理屈っぽかったですね。

実績も経験も何もないので、理論武装をして自分を正当化していたのです。

議論をして、誰かと勝負をすることに喜びすらも感じていました。

相手を論破して、「自分の方が凄いんだ!」と誇示したかったんですね。

思い出すと赤面してしまいますよ・・・・・

今は・・・・・そうですね・・・・・あの頃とは正反対です。

相手を論破しても、そこから生まれてくるものは何もないと思っています。

人は論破されても、自分の意見が変わることはありません。

「言い負かされた!」という恨みしか残りません。

お互いに受け入れ合って、認め合って!

お互いのちがいを理解しつつ話し合わないと、新しいものなんて生まれてこないと思います。

そんな若造の私に、こんなことを言ってくれた上司がいました。

「人はみんな、お前の鏡や!

 お前の部下が育たないのは、上司のお前が育ってないからや!

 “周りが悪い!”って言ってる姿は、俺から見たら“自分が悪い!”って言うてるのと一緒や!

 いつまで人のせいにしてるんや!

 お前が周りを責めるから、お前も周りから責められるんやど!

 周りがこうだから、自分はこうするんだ!っていうのがないんや!

 いつまで人生のイニシアティブを周りに委ねてるつもりや!

 自分の人生のイニシアティブは自分で取れよ!

 自力本願を主張してるお前が、常に他力本願やんけ!」

と・・・・・

まあ、素直に凹みましたが、何となく分かる様な気もしました。

今は心から納得できる自分がいます。

その頃の私の心の奥には、「優秀でなければ人から認められない!」という想いがあったのだと思います。

だから、「我がが!我がが!」で突き進んでいたのです。

その結果、人から認められない自分になっていたのです。

皮肉なものですね。

ひょっとすると目の前で起こっている現象は、自分の心の奥底にある意識が現実化しているのかもしれませんよ。

あなたの周りで起こっている現象に心当たりはありませんか?

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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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