社員研修ブログ(634号)僕を怒鳴れるのは・・・・・

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

私が起業しても食べていけず、遺品整理やゴミ回収の仕事を始めた時にお世話になった社長がいます。

その社長は遺品整理や建築系の仕事を営んでいました。

その会社の従業員の中に、Aさんという方がいました。

とても真面目でよく働く方なのですが、時折失敗をすることがありました。

少し天然的な面があり、そこが可愛らしいところなのですが・・・・・

そんな時には、よく社長から怒鳴られていました。

「コラー!

 何しとるんじゃ!

 こうせえって言うたやろ!」

こんな感じなのです。

言葉だけを見ると恐い社長というイメージになってしまうのですが、社長のAさんへの愛情がヒシヒシと伝わってくる間柄なのです。

上辺だけを見ていると、いつも怒鳴られているAさんで、怒鳴られキャラみたいにも見えてしまいます。

そんなある日、他の作業員がAさんに怒鳴ってきたのです。

いつも社長が怒鳴っているので、自分もそうしたのでしょう。

ところが、Aさんはこんな反応をしたのです。

「何を偉そうに言うとるんや!

 俺に怒鳴ってええのは社長だけやぞ!

 お前は何様やねん!」

と喧嘩腰で詰め寄っていったのです。

怒鳴った作業員は平謝りで何とか場はおさまリましたが・・・・・

その作業員は、いつも怒鳴られているAさんを、見下してしまっていたのかもしれませんね。

社長とAさんは、とても強い絆で結ばれているからこそ、怒鳴られてもそこに愛情を感じていたのです。

「何十年も社長にはお世話になって、助けてもらっていますから。

 社長が飲食店を始めた時には、そこの従業員として働かせてもらいました。

 他の事業を始めた時にも、その仕事をさせてもらいました。

 この遺品整理を始めた時にも、この仕事をさせてもらっていますから。

 社長がいなければ、私は生活もすることができていなかったと思います。

 そんな社長なんで、何を言われても平気ですし愛情を感じるんです。

 その姿を見て、社長と同じ様に接してくるヤツもいたりするんですが、それは許さないですよ。

 そんな社長との様な関係性ではないですからね!

 社長以外には、怒鳴らせませんよ。

 僕を怒鳴っていいのは、社長だけですから!

ということでした。

なかなか羨ましく思えた師弟関係でしたよ。

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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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