社員研修ブログ（７２２号）失敗と挑戦とコロナ禍と・・・Ｖｏｌ．２２

おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

前回の「失敗と挑戦とコロナ禍と・・・　Ｖｏｌ．２１」はこちら！

授業も残すところ４回となりました。

今までは毎時間毎に先生は変わっていたのですが、最後の４回は一人の先生ということでした。

私は嫌な予感がしました。

そして、教室に入ってきたのが・・・・・まるで、女子プロレスラー！（失礼）

というか、本当に元女子プロレスラーでした。

極悪同盟の坂本あけみ選手で、北斗晶も勝てなかった天才プロレスラーと言われ、新人王を獲っているプロレスラーでした。

「みんなは介護職員になるんやろ？

　“職員”って言葉が付いてるんやで！

　それはプロということやからな！

　ちがうか？」

最初は厳しい口調で、介護職員の覚悟や意識の話が始まり・・・・・

「感覚がアスリートやな！

　凡人にはついていかれへんのとちがうやろか？」

なんて、話をしていたのですが・・・・・

時間が経つにつれ、みんな、坂本先生のことが大好きになっていきました。

詳しくは話しませんが、

・女子プロレスラーという勝負の世界では、やっていけなかったこと

・北斗晶をはじめ、同期たちとは今もつながりがあること（エピソードなんかも聴かせてもらいました）

・引退後はスポーツトレーナーとして働いていたこと

・その後、介護の世界に入り叩き上げでここまできたこと。（その時々の失敗や辛かった出来事なども聴かせてもらいました）

・病気で片目を失明し、もう片方の目も失明する可能性があり、自分が障害者になる可能性があるということ

座学の勉強もしながら、そういった話もしてくれました。

自らが自己開示をしてくれたので、私たちの心も自然と開いていったのです。

その中で、私の心に残っている言葉が・・・・・

「障害者の気持ちが分かりますか？

　分からないですよね？

　勘違いしてはいけないのは分かったつもりになることです。

　私たちにやれるのは、“こうかな？”と思うことだけです。

　障害を持ったお子さんを育てている親御さんの気持ちが分かりますか？

　間違っても“分かります！”なんて言ってはいけません。

　それは分かっているつもりでしかありません。

　人の心は一生分からないものです。

　ただ、推測して“こうかな？”と思うだけなのです。

　分かったつもりの人間を、本人や親御さんが信頼すると思いますか？」

という言葉でした。

（つづく）

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