社員研修ブログ(1128号)自分はどんなリーダー?
野外研修ではチーム分けを行います。
チーム分けを行いますが、チームのリーダーは定めません。
各々のプログラムに個々人の得手不得手があるので、場面によってリーダーになる人が変わります。
全員がリーダーなのです。
現代では、古い昭和チックな上意下達の軍隊の様な縦社会組織で、指示命令で従業員を無理矢理動かす様な方法は通用しなくなっています。
社会背景として、ハラスメントに対してどんどん厳しくなっているというのもあります。
昔なら “鬼軍曹” と呼ばれる上司がいましたが、今では “パワハラ上司” と呼ばれます。
そんな上司の元からは、優秀な部下から離れていってしまうということも起こり得ますね。
それを前提に、自分はどんなリーダーなのか?
どれくらい把握しているでしょうか?
「自分のことは自分が一番分からない!」とも言われます。
自分がどんな人間なのか?
それらを知るためには、人からのフィードバックが欠かせません。
時には、痛いフィードバックを受けて、自分と向き合う必要があるのではないでしょうか?
それをせず、自己正当化をして過ごしてしまうとリーダーでいられなくなるかもしれません。
野外研修の焚火のプログラムの後に、そんなフィードバックをしあっている姿を見掛けます。
プログラムを通じて、お互いに承認し合えている状態なので、厳しい発言があっても受け入れられるのです。
焚火を見て、自然と自分と向き合っているので、駄目な自分をさらけ出すことも抵抗が少なくなっているのです。
そんな相互の会話によって、自分の思っている自分と、周りが思っている自分の乖離が無くなってくるのかもしれませんね。
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ジョハリの窓をご存知でしょうか?
誰もが自分はこんなキャラクターだというイメージを持っています。(自己像)
しかし、それは自分が解釈している自分で、周りからは異なるキャラクターのイメージを持たれていることがほとんどです。
「解放された窓」・・・・・ 自分も他人も知っている自分の性質
「盲点の窓」・・・・・ 自分は気づいていないが他人は知っている性質
「秘密の窓」・・・・・他人は知らないが自分は知っている性質
「未知の窓」・・・・・自分も他人も知らない性質
この「盲点の窓」では、嬉しいことを言われることもありますが、逆に痛いことを言われることもあります。
その時に、自分はどう受け止めるのか?
逆恨みをしてしまうのか?
痛いながらも、有難く思うのか?
あなたのことを心から想ってくれている人ほど、厳しいことを言ってくれます。
くれぐれも、罵られたとか、罵倒されたとか、そういう受け取り方はしてほしくないな!と思います。
あなたは、時に痛いフィードバックを受けていますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)