社員研修ブログ(1173号)アリ社会の2:6:2の法則
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2:6:2の法則があります。
みなさんもご存知だと思いますが・・・・・
アリの観察実験で、100匹のアリがいれば2割の20匹が良く働く。
6割の60匹が平均的な働きをする。
残り2割の20匹が働かない。
それらの習性が人間社会にも当てはまるという法則です。
社内には、2割の優秀な社員と6割の平均的な社員、そして、2割の平均未満の社員がいると言われる法則です。
だから、社内においては2割の優秀な人財をより育てる。
その優秀な2割の人財と共に、6割の平均的な社員のレベルを引き上げる。
そうすれば、自ずと下の2割の社員のレベルも引き上げられる。
だから、下の2割の社員を育てることに注力するよりも、上の2割の人財を育てることに注力し、共に6割の社員の教育をする方の効率が良い。
という話です。
多くのコンサルタントはそういう話をしますし、私もそう話していました。
あながち、間違ってもいないと思っています。
ところが!
こんな記事を目にしました。
同じアリの観察実験なのですが・・・・・
2:6:2の割合は同じだったそうです。
そして、各々のアリに色を付けて観察をしたそうです。
すると、よく働くアリが働かなくなる。
次に、働いていなかったアリが働きだす。
平均的なアリの一部が、ずば抜けて働くようになったかと思うと次は働かなくなる。
そして、働いていなかったアリが働きだす。
割合は2:6:2のままだったそうですが、その中身の一匹一匹のアリは入れ替わっていたそうです。
言い換えれば、順番に休憩を取りながら、ローテーションを組んでいた!ということだったのです。
実に面白いですね。
人間社会で言うなら・・・・・
それぞれの得意とする分野では先頭に立って活躍し、得意ではないところはフォローに回る。
そして、定期的に順番に休暇もとって・・・・・
そんな社会構造と言えるでしょうか?
あなたの会社では、個性を活かして活躍できる面、フォロワーとして活躍できる面、そして、きっちりと休暇を取ってリフレッシュできる面が備わっていますでしょうか?
それが、理想的な社内の構造なのかもしれませんね。
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蔀 晋輔(しとみ しんすけ)