第104回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<意識の変容を促す仕組みを作る人になれ>
【プロジェクト始動:⑦それを乗り越え、目的を達成する】
ここでの目的を達成させるというのは、メンバーの力量でもありますが、店長の力量でもあります。
成功体験を積ませる意味では、店長が陰で達成のお膳立てをしても構いません。
それが、メンバーの“快”になり、働くことで達成感を味わうことができる様になるからです。
また、目的の達成度は、店舗評価の点数で決まりますが、それだけが狙いではありません。
現場力強化ですので、何かが改善されていれば良いのです。
点数は伸び悩んだけれど、店のスタッフと一体になれた。
自分自身が成長したというのも、立派な達成事項なのです。
逆に、何もしなかった。
できなかったというメンバーが出てくることもあります。
その場合は、屈辱感や挫折感を味わってもらうのが、メンバーの今後につながります。
みんなは頑張っていたのに、自分は何もしていなかった・・・・・
頑張ったチームはハグしあっているのに、手を抜いた自分のチームはしらけている・・・・・
ということを感じるのも、大切な経験なのです。
来季は頑張るぞ!
そこにつないでいければ良いのです。
社会人の青春!のほんの1ページです。
【プロジェクト始動:⑧メンバーを英雄として讃える(修了式・打ち上げ)】
6ヶ月の任期で、活動期間の節目には、何かしらの式典をすることをおすすめします。
理想としては、全社員が集まっての決起集会があります。
店の営業や営業所の場所の問題で不可能な場合は、メンバーだけでの打ち上げ、もしくは店舗毎に修了式を行うなど、工夫をして開催します。
その場こそが、“快”を感じられる場所であり、“意味”を実感し、“演じた”姿に近づいていける場だからです。
そのための演出は、徹底的に行って下さい。
表彰や感謝状の贈呈。
賞金があっても良いでしょう。
優秀店舗賞やMVP賞の授与。
ユニークなものではフルスイング賞(思いっきり挑戦したけど見事に空振りの三振で失敗をしてしまった人に授与される)みたいなものもあります。
社内報や映像化で、継続的に共有できる様にしたりするのも有効です。
また、この6ヶ月サイクルという間隔は、絶妙な間隔でもあります。
1年だと長過ぎてだれてしまい、尻つぼみになってしまいがちです。
3ヶ月だと短過ぎて、何もできないという結果になってしまいがちです。
マンネリ化せずに、再度気合を入れ直すには、6ヶ月というのが良いタイミングなのです。
会社によってはこのタイミングで、昇格や昇進、人事異動を行う場合もあります。
社会人の青春!の一つの節目ですね。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)