第66回 人を育てチームで業績を上げるリーダーとなれ!
<共感される人になれ>
自分を大切にする人①
自分を大切にするというのは、肉体的健康を心掛けることと精神的健康を心掛けることです。
肉体的健康に関しては、みなさんも分かると思うので割愛します。
精神的健康に関してお話したいと思います。
精神的健康とは、自分で自分を痛めつけないということです。
人には感情があります。
その感情を思考で痛めつけてしまうことがあります。
感情は本能に近く、思考は理性に近いものです。
その理性で本能を責めてしまうことなのです。
なぜ、そんなことを思ってしまったのだろう・・・・・自分は何て小さな男だ・・・・・なんて考えたことはありませんか?
人には様々な感情があります。
喜びや悲しみ、優越感や劣等感、明るい感情もあれば暗い感情もあります。
妬み、憎しみ、怒り、焦り、誰かの成功を喜べない感情。
誰かの失敗をどこかで喜んでいる感情。
そして、リーダーを目指すあなたは理想のリーダー像を描いています。
・妬まないリーダー
・憎まないリーダー
・人の成功を心から喜べるリーダー
・人の失敗を心から心配するリーダー
これは思考の部分です。
こんなリーダーになりたいと考えているのに、自分の感情は別のことを感じている。
妬んでいる。
人を羨ましいと思っている。
人の成功を喜べないでいる。
・・・・・そこに矛盾が生じます。
思考と感情のギャップです。
人のことを妬む様なリーダーにはなりたくないと考えながら、感情面では人のことを妬んで拗ねている。
そんな感情を思考が責めるのです。
何てことを感じているんだ!
そんなことを感じるなんて、なんて小さな男なんだ!
情けない!
腹立たしい!
自分が許せない!
そうやって自分を痛めつけることで、精神的健康が損なわれていくのです。
これは他人から言われると、反論をして自分を守ろうとするのですが、自分から言われると逃げ道がなくなってしまうのです。
長くなりそうなので、次回に続きます。
(つづく)
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)