＜挫折しても諦めない人になれ＞

パラダイム（世界観）のシフトアップ⑥

パラダイム③

もう一つ、パラダイムの事例をお話ししたいと思います。

これは私自身が持っているパラダイムになりますが、元々は映画のセリフです。

ロード・オブ・ザ・リング「王の帰還」で、主人公たちが周りを敵に囲まれ、八方塞がりでどうしようもないという危機的な場面です。

その時の主人公の一人のセリフです。

「人間の勇気が挫けて、友を見捨てる日が来るかもしれぬ。

　だが、今日ではない。

　魔狼の時代が訪れ、盾が砕かれ、人間の時代が終わるかもしれぬ。

　しかし、今日ではない。

　今日は戦いの日だ！」

というものです。

このセリフが私の中では、こんな感じのパラダイムになっているのです。

「いつかは、すべてを諦めてしまうかもしれない。

　何もかもが上手くいかず、挫けたまま動けなくなるかもしれない。

　けれど、それは今日ではない。

　やめるのは明日でいい。

　明日になれば、やめてしまおう。

　けれど、今日は続ける日だ！」

というものです。

これは、私がある経営者に騙された時に救ってくれたパラダイムです。

借金を背負うことはなかったのですが、すべての仕事を失いました。

また、私のために仕事を辞めてまで集まってきてくれた人たちを、路頭に迷わせてしまう状況になってしまったのです。

それらの状況を、健全な状況に戻すために頑張っていた頃のパラダイムです。

そういうパラダイムのシフトアップで、挫けそうになっても何とかここまで生きてこられました。

自分自身が、自分のパラダイムに働きかけ、エネルギーを発動することができたからです。

（つづく）

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社会人の青春！！野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）