おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

「これだけ言っても、あいつは分からないんです。

　レベルが低いとしか言い様がないんですよ。」

「いくら言っても、言った通りにしてくれないんです。」

「あいつは能力が低いので・・・・・」

よく聞く言葉です。

そう言う私も新米上司の頃には、同じ様な発言をしていました。

自分は正しいと思っていましたからね。

その正しさを伝えているのに、受け取らない相手が悪いと決めつけていました。

プレイヤーとしての能力を認められて上司の立場になれたのですが・・・・・

リーダーとしては新米だということに気づけていませんでした。

「自分ならこうする！」という感覚で、部下を教育しようとしていたのです。

リーダーとして、部下に対してどう対峙して良いのかも分かっていないまま・・・・・

自分を押し付けて、自分のコピーを作ろうとしていました。

基本的に、人は自分が正しいと思っている生き物です。

そこに「これが正しいんだ！」と言ったところで、なかなか伝わらないものです。

言われた相手は、自分を否定されている様で余計に反発することもあるでしょう。

また、そんな時に頭の良い人は、論理的に相手をやっつけてしまいがちです。

議論で論破しても何も変わりませんよね。

言いくるめられたという恨みだけが残って、言う通りに動くことは少ないでしょう。

そこに信頼関係を築き上げることは難しくなります。

正しいことを正しく言うだけで人は動かない！

失敗を経験して、私はそれに気づくことができました。

伝えたい相手との人間関係！

信頼関係！

それが第一です。

そのために“愛”を持って接していますか？

相手を思いやっていますか？

人間的な心のないまま、相手の間違いを指摘して改善させようとしても、相手の成長のきっかけになることはありません。

業務的にやっつけ仕事的に動くことはあるでしょうが・・・・・

そんな心のこもっていない仕事が、業績に反映することもありませんよね。

これが相手を論破するだけの頭の良い人が、チームを作れない原因になることもあります。

人は理屈では動かない。

人は感情で動く動物です。

さて、あなたの言葉は、部下の心にどの様に伝わっているでしょうか？

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）