正しいだけで人は動かない
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
尊敬する店長に社員登用を進められ、めでたく社員として勤務することになったA君のエピソードです。
店長の発揮するリーダーシップに憧れ、あんな風に自分も人を引っ張っていきたい!と強く思っていたA君でした。
ところが、社員としてアルバイト達に、いくら指示を出しても動いてもらえなかったのです。
指示を出すと「はい!分かりました!」と、返事はしてくれるのです。
しかし、その時は行なっても、すぐに行なわなくなるのです。
それでもA君は、「一度言っても駄目なら二度言おう!それでも駄目なら、十度、百度と言い続けよう!」と思って言い続けていました。
ところが、何も変わらず、逆に反発される様になってきたのです。
それに悩んでいたある日、店長が自分と同じことをアルバイト達に指示を出していたのです。
すると、そのアルバイト達は、店長の指示通りに動く様になったのでした。
○○君は、訳が分からなくなったので店長に相談をすることにしました。
「自分があれだけ言ったのにしなかったのに、店長の一言でなぜ?すぐにする様になったのでしょうか?」
「お前は、正しいことだけを言うてるからだけやないか?」
「!?・・・・・正しいことだとは思っています。」
「正しいことを正しい理由でやりなさい!って言われて、人は正しいことをするかな?」
「んんん・・・・・???」
「お前は、アルバイト時代にな、俺が指示したことは先頭になって実践してくれたやろ! それは何でや?」
「それは・・・・・やっぱり店長との関係性というか・・・・・尊敬する人の言うことやからというか・・・・・店長に言われるとやりたいと思いました。」
「まあな、お前は俺のことが好きやったやろ?」
「はい!」
「それはな、俺の心の鏡で、俺もお前のことが好きやったからな!
俺がお前のことを思うくらい、お前も俺のことを思ってくれてたと思うねんな。
人間て、同じくらい想い合うと思うねん。
だから、俺らはな、信じ合えてたし信頼関係があったっちゅうことやねん!」
「そうですね。」
「今のお前がアルバイトに対して指示を出してるのは、信頼関係やとか何もなくてな、ただ正しいことに正しい理由をつけて、しなければならないことだからしなさい!って言うてるだけやねんな!」
「まさしく、そうです・・・・・。」
「○○がな、もっとみんなの個人的な話も聞いてあげたり、一人ひとりともっと深く関わっていってな、みんなのことを好きになっていかなあかんわ。
これが正しいことだからやりなさい!ではなくて、俺はこんな気持ちでこんなことがやりたいねん!それを、みんなでやっていきたいねん!だから、ついて来てくれ!って・・・・・
アルバイト達にもな、正しいことだからやります!じゃなくてな・・・・・A君がそこまで言うなら協力しますよ!あなたが言うことだから実践していきますよ!って、思ってもらえる様にならんとな!」
「そうですね。
店長が僕を教育してくれてた時っていうのは、まさしくそうだったですもんね。
何か勘違いして、正しいことを言わな!みたいになってました・・・・・
愛情というか、信頼関係が大切ですよね!」
「そういうこっちゃ!まあ、一歩一歩頑張っていこうや!」
「はい、分かりました!」
と、いうフィードバックをもらったのでした
信頼関係の研修やセミナーでよく聞く言葉ですが・・・・・
“何を言ったかではなく、誰が言ったかが重要!”なんだと思います。
あなたは部下と信頼関係を築いていますか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)