社員研修ブログ(513号)自己変容の軌跡 Vol.31

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。

前回の「自己変容の軌跡 Vol.30」はこちら!

「パチンコチェーン店での社長として働いてほしい!」という呼び掛けは、空しく砕け散り・・・・・会社の登記上は“代表取締役”ですが仕事がなければプー太郎です。

この頃には再婚をして、二人の子どもが生まれていました。

ここで就職すればすべての可能性が無くなる・・・・・

この可能性に懸けている間、飯が食えない・・・・・

そんな矛盾した気持ちの中で過ごしていました。

妻が独身時代にしていた貯金を食い減らし、夫婦げんかも増え・・・・・

「もう、俺もここまでかな・・・・・」

「やっぱり、俺には力がなかったのかな・・・・・」

「雇ってもらうしかないのか・・・・・」

「2度目の人生のやり直しか・・・・・」

そんな葛藤の中で生きていました。

もう限界かな・・・・・今日の研修が最後の仕事かな・・・・・

今日の研修が終われば、お世話になった社長に頭を下げて、アルバイトでも何でもやらせてもらおう!

泣きそうな気持でいました。

研修が終わり、「さあ帰ったら電話をしよう!」と思っていると・・・・・

1本の電話が鳴ったのです。

・・・・・・・・・・

電話はある会社の社長で、定期的な長期契約で社員教育と組織作りの手伝いをしてほしい!という話でした。

もう数十分後には、「雇って下さい!」と頭を下げる電話をしていたところです。

首の皮一枚のところで、ぎりぎり生き残ることができたのです。

この時の感覚は不思議なものがありました。

こんなギリギリで助けられるのか・・・・・

映画みたい!と感じて夢心地でした。

その後は、そういった顧問先の支援をしつつ、経営理念の策定や社員研修などを開催することができ出し、何とか家族を養える様になっていきました。

また、日本野外研修ワークショップ協会と知り合い、西日本エリア統括兼関西支部長を任せてもらえる様にもなりました。

その挫折と葛藤の中で様々な気づきがあり、自分の意識が変容していったと感じています。

結局、人に傷付けられるけれど人に助けられる。

チャンスは自分で作ることはできないけれど、人が運んで来てくれる。

仲間と共に何かを成し遂げた時の感覚は、自己効力感が満たされるというのではなく、本当に幸せな感覚を得ることができました。

また、仲間とお互いに承認し合える環境にいたので、自己承認もしていける様になったのだと思います。

自分の駄目なところも自分だし、その自分を自分が愛してあげていい!


いや!愛している!

そんな感覚が芽生えてきて、少しずつ大きくなっていったのです。

具体的な学びや気づきは、ブログの中でアップしていきますが、この様なプロセスの中でここまで来られたのでした。

まだまだ学びのプロセスでしかありませんが・・・・・

それを証明するかの様に、3度目の挫折が私を襲ってきました。

それはコロナ禍です。

続きは次回の最終回で!

(つづく)

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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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