社員研修ブログ（１０３２号）ここからがスタート

第１４０回　心のビタミン剤です。

研修での風景です。

Ａ副店長（４２才）は、チームをまとめる立場でありながら、チームをまとめることができずにいました。

また、チームがまとまらないことを、メンバーのやる気のなさだと決めつけていました。

しかし、研修で「チームで目標を達成するためには、まずは信頼関係を構築しなければならない！」という気づきを得ました。

信頼関係の構築のためには、「仲間の大切にしているものを大切にする。」「自分に矢印を向ける。」そういった法則を、自らが率先垂範する立場にあったと気づいたのです。

そして、静かに話し出しました。

「私は、この会社に入った時に、人前で愚痴は言わない！と誓っていました。

　ところが、月日が流れると、そんな想いも色あせて、普通に愚痴を言っている自分になっていました。

　そんな自分に誰がついてくるのか？

　そう強く思いました。

　仲間の大切なものを何一つ大切にしていませんでした。

　何を大切にしているのか？も、まったく興味を持っていませんでした。

　自分に矢印を向ける・・・・・

　そんな気持ちになったことは、ここ最近まったくありませんでした。

　自分は変わろうとせず、人を変えることばかりに力を費やしていました。

　今までの自分自身を振り返って、できていると思うことは、何一つありませんでした。

　できていないことばかりで・・・・・

　自分は最悪です。」

そう語るＡ副店長の目には、涙が浮かんでいました。

そして、同じ副店長であるＢさんが、こう話してくれました。

「そう思えたのなら、良かったじゃないですか？

　何も、自分が最悪だなんて、責める必要はありませんよ。

　気づいた今が、Ａ副店長のスタートラインなのですから。

　これから、メンバーから信頼される副店長になれば良いことではないですか？

　同僚として、私も応援しますよ。

　一緒に会社を変えていきましょう。」

その言葉に大きくうなずくＡ副店長でした。

４２才と、決して若くはない副店長ですが、その瞬間スタートラインに立ったのです。

生きている限り、いつでもスタートラインに立つことはできる。

やり直すことができる。

というよりも、毎日がスタートラインなんだ！

そんな気持ちにさせてくれた研修でした。

この会社が大きく変わっていく日は、そう遠くはないと確信しました。

いくつになっても、スタートラインに立てる様に、今日も一日、楽しく挑戦していきましょう！

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