おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

第６回　心のビタミン剤です。

中国のことわざで、“人間万事塞翁が馬”という言葉があります。

あるお城に、おじいさんが住んでいました。

おじいさんはオスの馬を飼っていました。

ある日、そのおじいさんの飼っていたオスの馬が逃げてしまいました。

村の人々は、

「おじいさん、災難だったね。

可愛がっていた馬だったのに！」

と、口々に言いましたが、おじいさんはこう言いました。

「いやいや、何が幸いするか分かりませんよ！」

すると、逃げた馬が、メスの馬を連れて戻って来たのです。

村の人々は、

「おじいさん、良かったですね。

可愛い馬が２頭になったではないですか！」

と、口々に言いましたが、おじいさんはこう言いました。

「いやいや、何が災いするか分かりませんよ！」

そんなある日、おじいさんの息子が、そのメスの馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。

村の人々は、

「おじいさん、災難だったね。

　このメスの馬を連れて帰ってこなければ怪我をすることもなかったに！」

と、口々に言いましたが、おじいさんはこう言いました。

「いやいや、何が幸いするか分かりませんよ！」

やがて、その国に戦争が起こり、村の多くの若者が戦争に連れ出され、その多くが亡くなってしまったのです。

しかし、おじいさんの息子は、骨折をしていたので戦争に行かずに済み、命は救われたのでした。

という話です。

今、ついていないと嘆いている人はいませんか？

「いやいや、何が幸いするか分かりませんよ！」

この言葉を自分に言ってあげて下さい。

恋人に振られたからこそ、自分の人生を捧げられる異性と出会うことができた！

リストラで無職になったからこそ、ビジネスチャンスが訪れ、起業することができた！

事業で失敗したからこそ、本当に信頼すべき友と出会えることができた！

病気で入院したからこそ、周りへの感謝の気持ちが生まれ、新しい生き方ができた！

人生って、そんなものだと思います。

目の前で起こる出来事に、一喜一憂することはないのです。

素晴らしい未来を目指し、それが素晴らしい現在になった時、すべての辛いことは、必要なことだったと思える自分になります。

そんな自分を信じて下さい。

 今日一日、楽しく挑戦していくために！

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株式会社シナジーアーク　代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会　西日本エリア統括兼関西支部長
蔀　晋輔（しとみ　しんすけ）