「何でも言って下さい!」
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
「何でも言って下さいね!」
これはとある社長の一般社員に対しての言葉です。
幹部社員との会議や打ち合わせはあるのですが、一般社員とはありませんでした。
そのため一般社員の生の声が聞きたいという社長の想いからの言葉でした。
会社の問題点や困っていることなど、何でもいいので聞きたかったのです。
ところが、社員からそういった話がされることはありませんでした。
社長は、どうして何も言ってきてくれないのだろう?と思っていたのです。
そこで一般社員のヒアリングをしてみると、次の様な理由が挙がってきました。
・わざわざ、社長室に行って話をするのは抵抗がある。
・事務所内でみんながいる前で、社長に話し掛けにくい。
・いつも忙しそうな社長に、時間を割いてまで聞いてもらう内容の話でもない。
まあ、話はしたいけれどそのタイミングがないということでした。
社長が思っているよりも、一般社員は社長に話し掛けるには勇気がいるものです。
結果的には、社長の時間を空けられる時に、一般社員と応接室などで雑談を交えながら話をする様にしたそうです。
また、別の会社の部長の話です。
その部長も社員と話をしたいと思っていました。
「何でも言って来いよ!」
「どんな小さなことでもいいので話してくれよ!」
日常的にそう言っていたのですが・・・・・
社員たちから話をしに行くことはありませんでした。
というよりは、話に行くことが無くなっていました!という方が適切ですね。
当初はコミュニケーションも取りたいので、話し掛けていたそうなのですが・・・・・
「今、(私を)見て忙しいのが分からんか!?」
「そんなしょうむない話をしに来たんか!」
「忙しいから後にして!」
という対応が多かったそうです。
そんな流れで、そういう結果になっていたのです。
部長自身は悪気があっての対応ではありません。
無意識の言動が、社員たちに影響を与えてしまっていただけなのですが・・・・・
それを聞いた部長は「何でも人のせいにして!主体性がないのか!」という反応をしてしまっていました。
そのため、環境が変わることはなかったのです。
「何でも言って下さい!」というのは、部下からすると有難い上司の言葉だと思います。
ただ、それができる環境・・・・・話せる場所やタイミングが整っているのか?
そこが大切なのかもしれませんね。
あなたは、「何でも言えよ!」と言っているだけの上司にはなっていませんか?
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)