目標管理型の組織に感じる違和感

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


現在、多くの企業は目標管理型の組織体系になっていると思います。

会社全体の目標があり、それらを部署間の目標に分けて、最終的には社員個人の目標にまで分け、その達成のために日々尽力しています。

それらの組織体系は欧米から入ってきたものです。

そのためか、日本人に合っていないな~と感じることがあります。

目標を発表して、発表が終わった時点で目標そのものが忘れ去られている・・・・・

もしくは、数字という目標を掲げられ、それに縛られて日々の業務に追われている・・・・・

そんな組織もあるのではないでしょうか?

欧米人は狩猟民族で、日本人は農耕民族というDNAが関係しているのかもしれませんね。

狩猟は目標とする獲物をターゲティングし、そのための策を練り行動に移し獲物をしとめます。

日本人はその逆で農耕民族と言われます。


長い期間をかけて田畑を耕し、草木が成長していくことに喜びを感じ、作物が実った時に収穫をします。

なので、「これをしたい!」という目標は、管理されるために持つということが苦手なのかもしれません。

正直、私も苦手なのです・・・・・

それよりも心理的安全性の高い環境で、気持ちが満たされている状態で、「これがしたいな~!」と自然発生的に出てくるもの。

そんな目標の方が日本人には合っているのかもしれませんね。

経営理念の策定をしていても、そう感じることがあります。

心理的安全性が高く、従業員同士の信頼関係が高いレベルで醸成されている組織では、「こうなりたい!」「こんなことがしたい!」という意見が次々に出てきます。

そして、その逆の組織では、無理矢理に目標を定めさせられている・・・・・そんな雰囲気が漂っています。

そんな場合には取ってつけた様な経営理念を策定するよりも、心理的安全性を高める取り組みの方が優先順位は高いのかもしれませんよ。

経営理念は魂が込められなければ、単なる飾り文句になってしまいますからね。

あて、あなたの目標は、心から湧き出てきたものになっていますでしょうか?

野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成

株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)

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