上司は裸の王様!?
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
「うちの店は、報連相はバッチリできています!」
「会話は多いですから、コミュニケーションも取れています!」
自信を持って、そう言う店長がいました。
そして、従業員ヒアリングを行ってみると・・・・・部下から出てきた言葉は・・・・・
「店長は人の話を聞かない!」
「店長は自分の意見は言うが、人の意見は聞かない!」
そういった言葉が多くありました。
どうもその店長は、おしゃべりが大好きで、部下に話し掛けることは多いのですが、一方的に話していることが多い様でした。
報連相でいうなら、上から下への報告や連絡はあるのですが、下からの報告や連絡、相談がない状態だったのです。
店長本人は、たくさん話しているので会話が成り立っていると思っていたのですが、多くの部下は話したいことを話せず、いつも店長の話を聞かされていただけ・・・・・そんな状態だったのです。
これは、よくありがちなことですよ。
自分の感覚と、目の前にいる人の感覚は同じ!だと思ってしまいがちですが、実はそうとは言えないのです。
例えば・・・・・
宴会をして、一番楽しんでいる人は誰だか分かりますか?
宴会を仕切って、一番話をした人が最も楽しんでいると言われます。
自分はたくさん話したので楽しく感じ、「今日の宴会は楽しかったな~!」なんて言ったりするのですが、話を聞かされている人の感覚は別のものになります。
面白くなくて退屈で、相手をするのに疲れていたのかもしれません。
全体を見渡せる人は、退屈にしていそうな人に気遣いをしたりしていますが、そうでない人もいます。
そうそう、会社での食事会は盛り上がって、お互いの関係性作りに役立っているという部長がいたこともありました。
こちらも盛り上がっているのは部長だけ・・・・・
従業員は部長の接待という意識で、仕事として割り切って食事会に参加していたのです。
ご満悦なのは部長だけ・・・・・
裸の王様ですね。
本人は気づきにくいものなのです。
良かれと思ってやっていることが、自分のストレス発散になっていないか?
独りよがりな行いになっていないか?
気をつけていきたいものですね。
あなたができている!と思っていることに、こういうことが潜んでいることはありませんか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)