本来の目的は?
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
時として、人は目的と手段を履き違えてしまうことがあります。
今日は、目的と手段を履き違えて無駄な努力をしてしまった!という、印象に残っているエピソードをご紹介します。
細かい部分の記憶はあいまいなのですが、ご了承下さい。
アメリカとソ連の宇宙開発でのエピソードです。
当時はこの二つの国は、宇宙開発競争においてライバル同士でした。
宇宙空間に出て、様々なデータを記入する際にある問題に直面したのです。
それは、用紙に記入する際に使うボールペンに関する問題でした。
宇宙空間に行くと、我々が使っているボールペンは使用できなくなるそうです。
ボールペンの先は球体が付いており、それにインクの圧力がかかることにより、球体がクルクル回って字が書ける仕組みになっています。
宇宙空間に行くと無重力になるため、インクが下に落ちてこないので球体に圧力がかからず、字が書けなくなるのです。
そうすると記録を記入することが出来なくなるので、大変困ったことになってしまいます。
そこで、アメリカは宇宙空間でも書けるボールペンの開発を始めました。
開発費は忘れましたが、かなり多額な費用を投じていたはずです。
最終的には時間と費用をかけて開発する事ができたのですが・・・・・
その間ソ連はどうしていたのか?
ジャジャン!
鉛筆を使っていたそうです。
記録を記入するだけですから、鉛筆で記入していたのです。
アメリカの宇宙空間でも使用できるボールペンを作った技術力は凄いのですが、本来の記録を記入するという目的がずれてしまって、無駄な努力と無駄なお金を使ってしまったのですね。
国家レベルでもそうなのですから、私たちも気を抜くと本末転倒なことをしてしまいます。
常に、本来の目的を見失わず、無駄な努力をしない様に心掛けたいものです!
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株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)