手柄は部下のもの
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
今回はあるパチンコ店の主任の、この店長のためなら死ねる!!とまで思えたエピソードです。
その主任は、店長から来月のピークとなる期間のイベントの企画を課題としてもらったそうです。
かなり一生懸命考えて提案をしに行きました。
「この日が入替なので、その3日前から×××をして、入替後の落ち着く頃に賞品イベントを×××の様に開催して、いついつは抽選会を実施して、×××な段取りで行なえば、お客様も喜んで参加してくれて、この間はとても活気のある店になると思うのですが・・・・・」
すると、店長は優しい口調で、考えの足りない所を指摘してくれたそうです。
「抽選会に参加する人が、×××な時はどうしたらいいと思う?」
「(少し考えて)・・・・・その時は×××をして対応すれば大丈夫かと思います。」
「そうやな、その準備も必要やな。
入替の時に×××になっていたらどうする?」
「(少し考えて)・・・・・その時は×××に変更すれば大丈夫かと思います。」
と、不備な点をドンドン修正し、イベントに関する内容を決定し、打ち合せは終わったそうです。
その日の店長の帰宅後に店長のデスクを見ると、イベントに関する企画書が置いてあったそうです。
そうです・・・・・すべての企画内容は既に店長の中ではできあがっていたのです。
それを主任の教育も含めて、課題として彼に与えていたのでした。
店長は考えの足りない面、未熟な面を手取り足取り指導し、答えを教えるのではなく主任の口から出る様に誘導していったのでした。
その後そのイベントは成功し、稼動もピークに持っていくことができたそうです。
そして、その月の店長会議での報告では、すべては主任のお手柄という内容で報告されたそうです。
店長会議の資料には、
【○○主任企画実施の、×××イベント結果報告】
と記されており、その資料を見た時に主任は、この店長のためなら死んでもいい!!と、オーバーでなく思えたそうです。
ああ、この主任は良い上司に恵まれたんだな!と言えるエピソードでした。
ちなみにこの主任というのは、20代の頃の私のことです。
あの時は嬉しかったですよ!
あなたは部下のお手柄を作ってあげていますか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)