パチンコ店の賞品配達

おはようございます。

社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。


とあるパチンコ店のエピソードです。

その店は地域に根差した営業を心掛けていました。

駐車場のある郊外店ですが、多くのお客様は徒歩や自転車で来られていました。

店の前は大きな団地群になっており、お客さんはその団地の年配者の方の比率が高い店でした。

その年配者の方が孫へのプレゼントで、アンパンマンやキティちゃんの玩具をよく購入するのです。

が、結構大きなものもあり、「明日、家族と取りに来るので預かっていてほしい!」と言われることが多々あったのです。

それなら、いっそのこと、自宅まで運んであげよう!!

ということになり、年配者が大きなものや重たいものを購入された時には、どんなに忙しくても運ぶことに決めたのです。

閉店も近づき交換ラッシュで走り回っていても、お年寄りが大きな景品を購入された時には、カウンターからインカムが飛びます。

「○○のおばあちゃんが、玩具を買ってくれました。

 自宅まで配達お願いします。」

「了解!

 3コース○○はしばらく抜けますので、△△君は3コースも見て下さい。

 他の人も連携をとってお願いします!」

「了解しました!」

という感じです。

それが結構口コミで広がり、あんたのところはこんなことまでしてるらしいね!

そこまでする必要もないのに、えらいね!と褒められることありました。

従業員たちは、とても喜んでいました。

そういうことをしている自分たちっていいね!という感覚が全従業員に広がり、モチベーションの向上にも繋がっていたのです。

何より荷物を運んで自宅まで行った時に、そのご家族やお孫さんの喜ぶ姿が、何よりのご褒美だったのです。

常連客であるおじいさんやおばあさんに、喜んでもらいたいという気持ちよりも、そんなことをしている自分たちを喜んでいたのだと思いますよ!

少し古い話ですが、私の主任時代のエピソードでした。

あなたのお店では、そんなお客さんとの関りはありますか?

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