会議をしない店長
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
私が20代の頃、お世話になった店長がいました。
その店長のモットーが、従業員が集まって行なう会議をまったくしないで、店舗を運営するということでした。
会議をしないことを志したのは、早遅のシフト制で毎日誰かが公休を取っているという状況の中、無理に負担をかけたくないという気持ちと、ミーティングが必要なのは普段のコミュニケーションが不足しているからだ!という熱い信念からでした。
一つの課題があると、その店長は各々の話を吸い上げ、各々の意見に対する返事を行ない、最終的に各々に決定事項を伝えていました。
厳密に言うと、その日に公休を取っている人意外の従業員には、時間はバラバラですが全員と話をし、翌日に残りの一人に話をし、2日間で物事を決定するという荒技でした。
ですので、誰よりも話をしていたと思います。
実際には全員が全員を見て話し合うことのメリットもあるのですが、当時はそんな大企業の様に会議の予定を組んで、資料を作って・・・・・という時間が無駄だと感じていたのだと思います。
そんな悠長に会議をしている間に、お客さんがいなくなってしまう。
そんな気持ちで、時にはトップダウンで、時には誰かの意見を採用して、超迅速な行動を取っていました。
当時の部下たちに不満は無かったのか?というと、時にはもっと様々な意見を出し合ってみたいとも思ったこともありましたが、不満はほぼありませんでした。
なぜなら、店長が誰よりも今ある状態に危機感を持ち、誰よりもみんなの意見を聞き、誰よりも大きなプレッシャーの中、誰よりも強い意志で判断していたからです。
少々、やり方に不備があっても、店長の熱い想いと必死さで、小さな不満は飛んでいってしまっていたのです。
私はそんな店長の学びから、全員が集まらなければならない会議も開催してきましたが、できるだけ少なくなる様に心掛けたものです。
どのやり方がいいのかは、賛否あると思いますが、小さな店であればある程スピード感が重要になってくるのではないでしょうか?
あなたはスピードを大切にしながら、強い意志で判断を下していますか?
野外研修・人材育成・社員教育・風土改革・組織改革・研修
社会人の青春!!野外研修と「スクールプロセス型」人財育成
株式会社シナジーアーク 代表取締役
一般社団法人日本野外研修ワークショップ協会 西日本エリア統括兼関西支部長
蔀 晋輔(しとみ しんすけ)