新入社員の心が燃えたひと言
おはようございます。
社会人の青春! 蔀(しとみ)晋輔です。
とあるパチンコ企業でのエピソードです。
40歳になったM氏は、パチンコ台を運ぶ運送屋で働いていました。
あるパチンコ店の入替の時には彼がパチンコ台を運んでいました。
入替作業の段取りの良さや、アルバイトを含めた店の雰囲気に、いつしか彼はこの店で働きたいと思う様になっていたのです。
体力に自信のあるM氏でしたが、40歳でパチンコの初心者です。
が、あまりにも熱心に入社を熱望するので、その希望は叶うことになりました。
そして、事務所に挨拶に行った時に、社長と偶然出会いました。
入社しても社長への挨拶などの風習はありませんでしたので、ほんの偶然での出会いです。
「おはようございます。
今回○○店に入社させていただきましたMです。
頑張るので、よろしくお願いします!」
社長「○○○○○!」
M氏「ありがとうございます。」
というやり取りの後、M氏は別室にて店長の前で涙をポロポロ流し、喜びとモチベーションの高さを語ってくれました。
その後、彼は初心者なりに一生懸命頑張り、副主任・主任へと昇格したのです。
あの時、社長はいったい何と声を掛けたのでしょう?
そんな、難しい事ではありませんが、その一言でM氏は頑張れたのです。
何気ない一言です。
あなたなら、どんな言葉を掛けますか?
社長の欠けた言葉は・・・・・
「Mさんですね。
来てくれて幸せです。
よろしく、お願いします!」
というものでした。
あなたが期待した程の言葉では、なかったかもしれませんね。
けれど、40歳・初心者の心にはズシーンと響いた言葉だったのです。
期待通りの働きができるのか?という不安もある中で、トップ自らが「幸せです!」と言ってくれたのです。
それは、自分がここにいることを認めてもらえたということであり、認めるどころか、それにより私は幸せに感じているという告白でもあるのです。
よく、YOUメッセージではなく、Iメッセージで語ろうと言われます。
YOUメッセージとは、「君は頑張ってるね!」という、君は・・・から始まるメッセージです。
Iメッセージとは、「僕は、君が頑張っている姿を見て、勇気をもらっているんだ!うれしいよ!」という、僕は・・・から始まるメッセージです。
そのIメッセージの方が、心に響くんですよね。
この社長のIメッセージで、一人の新入社員の心に炎が灯ったのです。
そんな何気ない一言にも、大きな力があるんですね。
実はこの時に店長をしていたのは私なんです。
あなたも部下に、Iメッセージで気持ちを伝えていますか?