社員研修ブログ（５６０号）パチンコ店　女店長！聖子の「社会人の青春」店作り　その２３「合宿研修決定」

おはようございます。

社会人の青春！　蔀（しとみ）晋輔です。

パチンコ店　女店長！聖子の「社会人の青春」店作り　その２３「合宿研修決定」です。

その２２「ＶＳ大藤副店長」はこちら！

数日後、聖子は尼崎市にある本社を訪ねていた。
社長の松屋に、現状を報告するためであった。

「おっ！加藤店長！
　日々、頑張って労働をしているか？」

どんな時も松屋は、テンションが高くエネルギッシュであった。

「はい。
　頑張っているのですが・・・・・」

聖子は包み隠さず、今の状態を報告した。

「そうか！
　大藤副店長と反目してるのか！
　それは楽しいな！」
「楽しくは・・・・・ないんですけど・・・・・」
「バッカ！
　乗り越える壁は、高ければ高い程な、乗り越えた時は嬉しいものよ！」
「それを、乗り越えられなくて悩んでいるんです・・・・・」
「バッカ！
　だから言ってるべ！
　乗り越えられる壁よ！
　乗り越えられない壁ではなくてな、乗り越えられる壁よ！
　加藤店長の前にはな、乗り越えられる壁しか出てこないからな！
　心配することはない！」
「乗り越えられますか？
　大藤副店長は、私に対して反抗心しかないみたいですし・・・・・
　店長という肩書はありますけど・・・・・
　私もまだまだ未熟ですし・・・・・」
「おっ！
　謙虚だな！
　じゃあ、ちょっとアーク園田店の店長・副店長２人で、合宿研修に参加してみるか？」
「合宿研修ですか？」
「そうよ！
　我が社はな、社内で必要に応じて、合宿研修を開催しているからな。
　まあ、それに参加すれば、何かが変わるんじゃないか。
　そうだな、他店の役職者も合宿研修に参加させたいからな、全員で６名で合宿に行くべ！」

松屋はそう言ったかと思うと、携帯で電話を掛け始めた。

「もしもし、肌勢（はだせ）社長？
　今月さあ、合宿研修をお願いしたくてさあ。
　段取り出来る？
　そうか、じゃあ頼むべ！」

電話を切ったかと思うと、

「加藤店長、合宿は来週の金曜日から三泊四日な。
　詳細は喜屋武エリア長から、連絡させるから。
　準備だけしておく様に！」
「えっ！？
　でも、店長と副店長が抜けると現場が・・・・・」
「バッカ！
　たかが４日間、お前達がいなくても現場は変わらんよ。
　喜屋武エリア長も運動不足気味だからな、現場で運動よ！
　運動不足の解消にもなって、一石二鳥！」

経営者独特のスピーディーな決断と行動力で、聖子と大藤副店長が、三泊四日の合宿研修に参加することになった。

「社長、合宿って・・・・・どんな研修をするんですか？」
「バッカ！
　それは行ってのお楽しみさあ！
　何も考えずに行けばいいって！」
「あの・・・・・今の電話の肌勢社長って・・・・・？」
「そうよ！
　あの「社会人の青春！“野外研修”とスクールプロセス型人財育成」で有名な、肌勢健太郎社長よ！
　嬉しいべ？」
「あっ・・・・・はい・・・・・」

聖子は合宿に行くのは気が進まなかったが、それをはっきり言えることも出来なかった。
松屋はワンマン経営ではなかったが、ポイントポイントでは、独断で決裁をするタイプの社長でもある。

また、人財育成と組織構築のコンサルタントの肌勢とは、古くからのつき合いで、お互いに信頼をしあっている間柄でもあった。

（つづく）